No. | 気になることば (投稿順) | 提案理由 |
1 | 〜(し)づらい | しにくい、しづらいという似た表現のうち、最近はとみに「つらい」のほうが多用されているようだ。「見づらい/聞きづらい」ならわかるが、「見えづらい/聞こえづらい」といった表現を目にすると、待てよと言いたくなる。 もともと「私が‥‥辛い」から来ている表現なのだから「私」が主語であるはず。対象を主語にするのなら、例えば「(小さい字が)見えにくい/(人の声が)聞こえにくい」とすべきではなかろうか。 |
2 | 〜したいと思います | 何でもかんでも語尾を「思います」にするのが大流行(というより定着?)しているようだ。表現の貧困を感じる。 「お詫びしたいと思います」って、したいと思ってるだけでしょ? お詫びしてないじゃん。 |
3 | 〜たち | 最近、人間など生き物以外のものにつけているのをよく聞きます。 「野菜たち」「洋服たち」など。別にいいけど、なんとなく気になります。 |
4 | TEREBI | eテレを見ていたら、子ども番組のなかでTEREBIという表記をみかけた。「テレビ」は日本語として定着していて、それを普通にローマ字表記するとこうなるということだろうが、見た瞬間、激しい違和感を感じた。この伝でいくとミシンはMISIN、MISHINと書くのだろうか。 |
5 | 横書き時の読点 | 横書き時の読点、今後は「,」ではなく「、」へ。 今年の初めに文化庁が「公用文の作成の考え方」を公開。 今後は、横書きの「,」は淘汰されていく? |
6 | 「もう脱ぐ帽子が足りません」 | 「Aさんはすごい人で、こんなこともやって、あんなこともやって」という文脈で使用されていた。 |
7 | 打ち言葉 | 「話し言葉」「書き言葉」のほかに、「打ち言葉」というものがある。 「書き言葉」が「打ち言葉」の影響を受けて変わっていく? |
8 | サステイナビリティ/サステナビリティ | カタカナ表記について「正しい」か否かの観点でなく、表記の2つの方向性から考えてみたいと思います。 |
9 | 「うるうる」 | 泣きそうな状態以外にも、髪などが潤っている状態を表現する場合もある。後者の意味としては、いつ頃から使われ始めたか、また、直後に「と」「する」などが来ても問題がないのかなどを知りたい。 |
10 | させていただく | (「お伝えさせていただく」) |
11 | 気温上昇を1・5度に抑える努力を追求することを決意した | (cop26にて) |
12 | 「コーヒーになります」 | (カフェで) |
13 | 太ましく | 漫画のセリフ。「とっても太ましくなっていますが」久々に会ってみればとてもデブになっているがの意。 |
14 | 超プチプラ級 | 超弩級の意味でプチプラコスメに使われたフリーペーパーの表現。 |
15 | 生死をさまよう | 生死の境をさまようでは? 戦争や病気の記事で頻繁に見かけるように。 |
16 | 御殿女中 | 姉様人形や手まりなどの歴史を小学生向けに紹介する記事で、「御殿女中」という言葉をそのまま使ってもよいのか迷いました。結局そのままにしてしまったのですが。 |
17 | 「ジャイアントキリング」/「キャリアハイ」 | 最近よくスポーツをみていると聞く「ジャイアントキリング」「キャリアハイ」が気になります。 |
18 | 「〜しかない。」 | 「感謝しかない」「違和感しかない」など、最近よく耳にする。言いたいこと、気持ちは伝わるけれど何かすっきりしない表現。 |
19 | 「副反応」「保育士」 | 出版ユニオン機関紙leapに連載「続ことのは漫筆」より |